南仏といったらニースかもしれないけれど、
公演があったのはトゥーロンという町。
前の町からの移動でも、
向かった行き先はマルセイユ空港。
そこからバスでトゥーロンまで約83kmの移動。
ガイドブックにも載っていないような町だけれど、
歩いてみればそれなりに良い。
サッカー好きならトゥーロン国際大会という名前は知っているかもしれない。
南仏の太陽とも相まって、
港町での潮風にパームツリーは、
これまで滞在したフランスの他の町とも雰囲気の違う開放感。
湾岸を歩けばオープンテラスのレストランが太陽に向かっている。
あくせく観光するというのでもなく、
ゆったりとした時間を過ごすのもまた良いと思える場所。
フランスでもチーズとワインを買うことがあって、
部屋で食べることがよくあった。
プロヴァンスはロゼワインが有名とのこと。
飲んだのはBandolというロゼワイン。
電車に乗った途中の駅でBandolという駅名を見かける。
車窓からはワイン畑も見えていて、
きっとここがそうなのかなと。
チーズ専門店に寄っては、
プロヴァンス地方のチーズ、バノンBanonとピコドンPicodonを購入。
なんだか怪獣みたいな名前だ。
ピリッとした刺激のようなものを感じるピコドンもよかったが、
栗の葉で包んだバノンは、
その時点でフランスで食べてきたどのチーズよりも美味しかった。
クリーミーでとってもまろやか。
ラファイエット大通りではほぼ毎日マルシェ(朝市)が昼近くまで立つ。
野菜、果物類、魚介類、オリーブやハーブの専門店がたくさん並んで、
しかも新鮮というのであれば、
スーパーの品揃えがほかの町よりも少なく感じたのもうなずける。
トゥーロン名物というひよこ豆の粉を使って焼いたガレット、
カード・ア・デデ La Cade a dedeを食べてみる。
それはなんだか不思議な味がした。
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