海月が雲になる日
古民家のたたずまいの店の前を通るたびに気になっていました。
調べてみるとタイ料理の店で、
そのギャップにますます気になります。
店の入り口から店内への扉まで
店の前から扉を抜けると、
またそこに扉があって、
通路を抜けた先に、
店内へのカラフルな扉がありました。
古民家をリノベーションしたという店内は、
落ち着いた雰囲気を楽しめ、
コース料理への期待感が高まります。
メニュー
予約(2名~)が必要なディナーコース(18:00と19:30の二部制)のみです。
予約URL
https://yoyaku.toreta.in/kuragegakumoninaruhi/#/
その時期で手に入る地物の旬の食材を使い、
それに合うようなタイ料理で構成されたおまかせコースです。
季節が移り変わるように旬の食材も日々変化があるみたいで、
実際に訪れた日が数日違っていたら、
皿を彩る花もまた違っていたそうです。
ドリンクもコース料理と一緒に楽しめるような種類があります。
車で来たのでノンアルコールにしましたが、
選んだノンアルコールワインのメルロー(赤)の味わいは、
まるで普通の赤ワインを飲んでいるようでした。
2018年6月2日のコース内容
いわゆるタイ料理を想像すると、
イメージが少し違うかもしれません。
一言で言うなら、地物を使用したタイ創作料理。
運ばれてくる一皿ごとに丁寧に説明をしてくれます。
最初はヤムウンセン(春雨サラダ)
フルーツ、野菜、ナッツなどが入って特製のドレッシングをかけて混ぜ合わせるので、
一口ごとにいろいろな味わいが楽しめました。
インドネシアのコショウの塩漬けがアクセント。
ヤムウンセン
七尾の岩ガキを使ったタイ風カルパッチョ
牡蠣の歯ごたえがプリップリで旨いです!
タイ風カルパッチョ
地物のイチゴと鴨肉の生春巻き
いしり(いしる:魚醤)をつけていただきます。
鴨肉の美味しさと共に、
生春巻きでは感じたことのない味が口の中に広がりました。
生春巻き
ミヤンカム(一口サイズの葉包み料理)
タイの伝統的なスナックで屋台などで売られているそうです。
ミヤンは「葉っぱに包んで食べる料理の名前に使われる言葉」、
カムは「ひとくち分」という意味。
エゴマと下の葉の間に猪肉が隠れており、
一口味わった後から来る辛味がいい感じに美味しいです。
ミヤンカム
プラートムカミン?
これぞタイの味という感じで、
カサゴにタケノコ、パクチーが合い、
ネギに白菜もあって鍋のようです。
プラートムカミン?
ヤムヌアヤーン
牛肉の炙り焼で、
肉が好きならたまらない味だと思います。
肉だけで味わっても良し、
タレをつけても野菜と一緒でも、
いろいろと味わえます。
肉を食べた後のノンアルアルコールワイン(赤)が合います。
ヤムヌアヤーン
タイヌードル
シメは麺で。
トムヤムクンスープの味は優しく、
ハマグリは甘さと旨みが口いっぱいに広がります。
スープの味を変えたければ、
ライムや辛味、鰹節にパクチーを加えるなどお好みで。
タイヌードル
空豆のグリーンカレー
タイヌードルの時点で聞かれましたが、
まだお腹に余裕があればコース料理とは別に追加でいかがですか、と。
ここまで来たらシメにご飯も欲しいところです。
上品でシンプルな味わいのグリーンカレー。
グリーンカレー
デザートは2階のアートギャラリーに移動して、
寛ぎながら食べることができます。
南国って感じが混ぜ合わさったいろいろな味。
最後まで美味しくいただきました。
デザート
さらにタイのお菓子をチョコレートでコーティングしたものと、
ミャンマーのコーヒーが出てきました。
濃厚な甘さとそれに合うコーヒーを味わいながら、
この贅沢にもゆっくりとできる時間を過ごしました。
次回また訪れるとしたら
何かの記念日か、
ゆっくりと美味しいタイ料理を食べたくなったら、
またこの店を訪れることでしょう。
違う季節でコース内容の料理と食材がどう変化するかも気になります。
こんな人におススメ
- 地物を使ったいろいろなタイ料理をコースで味わってみたい
- 古民家の雰囲気でゆっくりと食事をしたい
店舗情報
『海月が雲になる日』
金沢市 長町 2-6-5
TEL:076-231-4674
定休日:水・木曜日
http://www.longstreet.jp/pg24.html
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